可視光線(かしこうせん Visible light) 波長: (0.38 ~ 0.78(μm)
人間の目で見える範囲の光で視覚の根源をなすものです。
人間の目は、電磁波の刺激を受けるとその刺激の量や性質に応じて反応できますが、その範囲は限られたもので、太陽が出す電磁波の最も強い部分に反応できるようになっていてその範囲を可視光といっています。
光(Light)は一般に人間の目に入って明るさの感覚を生じさせる放射をいい、人間の眼で感じることができる電磁波が可視光線(Visible light)です。
しかし、広い意味では、紫外線・赤外線を含む100nmから1mmの波長域を光放射としています。
電磁波は波長によってその性質が異なり、可視光線の中でも波長によって性質が異なることから、異なった波長に反応できる3つの感覚器官(赤・緑・青の3つの原色)も持っていて、その器官からの反応を組み合わせて色を感じると考えられています。
色温度(Color Temperature)
色温度は黒体を加熱したときの色と比較して同じ色の黒体の温度で表示されるものです。
太陽の色や空の色は朝日から夕陽と色が変化しますが、この色は黒体を過熱したときの色に一致していることから、それぞれの色が黒体の出す色と同じになったときの黒体の温度によって、色の温度が表現するようになり、これを非常に高い温度を表現するための尺度として、英国の物理学者ウイリアム・トムソン(William Thomson)と初代ケルビン男爵(1st Baron Kelvin)が色温度と名付けました。
色温度は単位として、絶対温度(K)で表示されます。