格子振動について解説

シェアする

格子振動(こうししんどう Lattice vibration)

 物質は原子または分子がら構成されていますが、その原子や分子の運動エネルギーの状態によって3つの状態(物質の三態)がありエネルギーを失うに従って気体、液体、固体に変化しますが、原子や分子が結合して固体になっも運動エネルギーを完全に失っているのではなく、気体や液体よりは小さいのですが運動エネルギーを持っています。固体では原子や分子は一般に整然と配列されていて、これを結晶といい、その状態を結晶構造(けっしょうこうぞうcrystal structure)といいます。
 結晶中の分子や原子は結晶格子の位置で前後左右上下に少しだけ移動する(振動)ことができます。この振動を熱振動(ねつしんどう Thermal vibration)、または格子振動といいます。
物質はその温度に対応した電磁波(熱放射Thermal radiation)を出しています。

f:id:BNB:20190421233839g:plain