年
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名 前
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事 象
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説明・コメント
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BC900s
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鉄を引き付ける磁石 が知られていた。 |
磁石(agneciaの石)についての2つの伝説がある。羊飼いの少年マグメシアのが最初に磁石を見つけた見つけた 。磁石の産地ギリシャのマグネシアからきた |
BC600s
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ターレス
Thales
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摩擦電気についての記述がある
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ギリシアでは 琥珀(ギリシャ語でエレクトロン)と毛皮を摺りあわせると 摩擦電気が発生することが知られていた
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BC240s
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・ |
「呂氏春秋」に、「慈石召鉄」の記述がある |
中国の本「呂氏春秋」に、「慈石召鉄」と書かれている
中国の河北省南端近くに磁県(ツーシエン)ここは昔良質の慈石を産出したことから慈州と呼ばれていた |
713
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・ |
慈石の記述がある |
日本では「続日本紀」の和銅6年(713年)に「近江より慈石を献ず」とあるのが最初である |
1100s
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/
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方位磁石の記述がある
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中国で羅針盤が使用されていた
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1600
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ギルバート
W.Gilbert
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「磁気について」を著わした
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地球が巨大な天然磁石であるとしコンパスが南北を指すことを説明、電気の流れは琥珀を布でこすることによって発生することを発見した
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1746
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マッシェンブレーケ
P.van Masschenbroeke
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静電気を蓄えるライデン瓶を発明した
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電気の実験用の電源として広く活用された。また、彼の友人が感電して死亡し、最初の感電死亡事故となった
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1752
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フランクリン
B.Franklin
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雷が電気現象であることを確認
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雷雨の中で糸にライデン瓶をつけて凧をあげ、ライデン瓶を持ち帰って検査したところ帯電しており、雷が電気であることを証明しました。琥珀と毛皮の現象を毛皮は電気が過剰な「プラス」の電気、琥珀は電気が失われた「マイナス」の電気とした
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1773
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キャペンディッシュ
H.Cavendish
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電気力が距離の逆二乗則に比例することを発見
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電流の測定器が無く、自身の体に電気を流し しびれ具合で電気の強さを測定した
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1780
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ガルバニー
L.Galvani
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生体電気を発見した |
メスで蛙の神経を刺激すると筋肉が痙攣することを発見し、当時は蛙の筋肉が電気を発生していると考えられていた
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1785
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クーロン
C.A.deCoulomb
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電気磁気のクーロンの法則を発見 |
精密なねじり天秤を発明し、電気力を正確に測定した
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1800
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ボルタ
Volta
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電池を発明 |
2種類の金属に湿った布を組み合わせた電池で、 安定な電源が得られ急速な発展のきっかけとなった
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1800
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ニコルソンとカーライル W.Nicholson&A.Carlisle
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水の電気分解
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電気が化学反応を起こすことが示され、 新しい元素の発見に貢献した
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1808 |
ハンフリー・デービ
Humphrey Davy |
アーク灯の公開実験に成功 |
講会堂の地下室の全面に2000個の電池を設置し、それをアーク灯に接続して、アーク灯の公開実験に成功しました。これが、電気を使用した人工の光による照明の始まりでした。 |
1820
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エルステッド
H.C.Oersted
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電流による磁力を発見 |
電流と磁気の相互作用を突き止めた
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1820
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平行電流間の力を解析した |
電気と磁気に関する理論を発表し電気力学の理論を確立した
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1820
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ビオとサバール
J.B.Biot&F.Savart
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ビオ・サバールの法則 |
電流による磁界の正確な計算式を完成した。
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1821
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ゼーベック
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ゼーベック効果を発見 |
2種類の金属の両端を接続し2つの接点間に 温度差を与えると電流が流れる |
1826
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オーム
Ohm
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オームの法則を発表 |
電気の数学的な理論(オームの法則)を発表した
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1829
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ヘンリー
Joseph Henry |
電磁石の発見 |
導線で囲まれたコイルの中に大きな電磁力が発生することを発見した |
1831
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ファラデー
M.Faraday
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電磁誘導の法則 |
磁石とコイルの相対運動によって電流が誘導される 電気と磁気の相互変換が実証された
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1831
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ペルチエ |
ペルチエ効果を発見 |
2種類の金属の両端を接続し電流を流すと 2つの接点で熱の吸収と発生が生じる |
1831
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クック William Fothergill Cooke
ホイートストン
Charles Wheatstone
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電信機の発明 |
最初の電信機を発明した |
1833
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ファラデー
M.Faraday
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電気分解の法則
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ファラデーの法則は電気分解の作用は電気の一定量に対し常に一定である |
1834
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トーマス・ダベンポート
Thomas Davenport
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電動機を発明 |
直流電動機(electromagnetic engine)を発明しました。 |
1837
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クックとホイートストン |
実用になる電信機を発明 |
5針式電信機を発明し最初の電信会社を興しました |
1838
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モールス
Samuel Morse |
モールス符号の発明 |
彼の電信機でニューヨークで10個の言葉を送る実証試験を行い、ドット(・)とダッシュ(―)の組み合わせによる符号は、後に世界中で使用されるモールス符号でした |
1840
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ジュール
J.P.Joule
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電流の熱作用を発見 |
発生熱量は電流の2乗と抵抗に比例する |
1845
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ファラデー
M.Faraday |
ファラデー効果を発見
反磁性を発見 |
ガラス管を磁場の中に置き光を通すと偏光面が回転する。
磁気と光の相互作用を突き止めたまた、 |
1860
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マックスウエル
J.C.Maxwell |
電場、磁場の考え方を導入 |
電磁誘導を場の理論として理論化しました |
1860
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キルヒホッフ
Chirchhoh |
キルヒホッフの法則 |
電気回路の計算方法を作った |
1861
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マックスウエル
J.C.Maxwell |
変位電流の考え方を導入 |
電荷の変動によって生じる電流を理論的に定義しました |
1865
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マックスウエル
J.C.Maxwell |
Maxwellの法則を発表
電磁波の予想 |
電気と磁気に関する基本方程式でこれを解くと 電場(電気が作用する空間)と磁場(磁気の作用 する空間)に関する波動方程式となり、 これが電磁波の存在を示していた
その速度を計算すると光の速度に一致したことから、 光も電磁波である
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1869
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グラムZenobe Theopile Gramme |
直流発電機の発明 |
ダイナモ方式による実用的なグラム発電機(Gramme dynamo)を発明しました。
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1874
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ジョージ ストニー
George Stoney |
電子の命名 |
電子をエレクトロン(electron)と名付けた |
1876
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ベル
Alexander Graham Bell |
電話の発明 |
電気で会話を伝送する電話を発明した |
1878
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スワン
Joseph Swan
エジソン
Thomas Edison
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炭素フィラメント電灯を発明 |
炭素フィラメントによる電灯の展示をした。2~3ヶ月遅れてアメリカのエジソンが同様な発明をした |
1882
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エジソン
Thomas Edison |
最初の発電所を作る |
ニュヨーク市で最初の発電所を作り街燈を点灯させた一般需要家へ電気を供給供給する事業の基礎ができた |
1880s
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テスラ
Nikola Tesla |
交流モータと交流発電システムを発明,ネオン灯や蛍光灯を開発
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1893シカゴ世界博覧会で10万個の電灯を燈した。その後交流方式が世界中の電力システムに採用された。トランスによって一般家庭で使用する交流の電気を作た。
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1887
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マイケルソン
A.A.Michielson
モーリー
E.W.Morley
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光速度不変の測定 |
地球の自転する速度を利用して、進行方向の光の速度とその直角方向の光の速度を比較して光の速度に差が無い事を確認して、従来から光はエーテルの中を伝わるという考え方を否定しました |
1888
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ヘルツ
H.Hertz |
電波の発生 |
放電によって電磁波を発生させ、離れた場所のコイルの両端を狭くしておくと火花が発生して電磁波が伝わったことが確認できたこれは Maxwellの式が正しいことを実験的に証明したのです
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1892
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ローレンツ
H.A.Lorentz |
ローレンツ変換 |
マックスウエルの方程式が慣性系で成立することを証明し、慣性系で光速が不変であることから空間と時間が短縮するという相対性理論を導いた |
1893 |
スタインメッツ
Charles Proteus Steinmetz |
交流理論を出版 |
交流電気の特性を数学的に表現することに成功し、交流理論(Theory and Calculation of Alternating Current Phenomena)を出版しました。 |
1895
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レントゲン
Wilhelm Roentgen |
X線を発見 |
クルックス管を用いて陰極線の研究をしていた際に、近くにあるシアン化白金バリウムを塗った板が発光しているのに気付いたのがX線発見のきっかけでした。これによって最初のノーベル物理学賞を1901年に受賞しました |
1897
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トムソン
J.J.Thomson
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電子を発見
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これまで原子よりも小さな物は無いと考えられてたが、原子が構造を持つことを明確にした
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1899
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マルコニー
Guglielmo Marconi |
無線電信に成功 |
ドーバー海峡横断の無線電信に成功しました |
1900
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プランク
Max Planck
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量子仮説を提唱
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黒体放射のスペクトル強度をプランク定数を用いて数式化した |
1901 |
マルコニー
Guglielmo Marconi |
大西洋横断無線電信に成功 |
大西洋横断無線電信に成功しました |
1905
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アインシュタイン
A.Einstein
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光量子仮説 |
光のエネルギーで電気を発生させることを証明した。後の太陽電池のアイデアになった |
1905
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アインシュタイン
A.Einstein
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慣性系においてもMaxwell方程式は成立する
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絶対座標の否定(特殊相対論)
この年は20世紀の科学史上最も重要な3つの論文(他にブラウン運動についての論文がある)が発表され、アインシュタインの驚異の年といわれています
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1909
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ロバート・ミリカン
Robert Millikan |
電気素量を正確に測定 |
油適法によって電子の素電荷を性格に測定した |
1911
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カメリン・オンネス
Kamerlingh Onnes
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超伝導現象を発見
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ヘリュウムの液化に成功して、水銀を冷却して、その電気抵抗が絶対温度4.2Kで消滅することを発見しました
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1911
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ラザフォード
Ernest Rutherford |
原子核を発見 |
アルファー線を金箔に照射して透過しないで跳ね返ってくるものがあることに気づき、原子核を発見しました |
1913
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ラザフォード
ボーア
Niels Bohr
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原子構造論を発表 |
原子中の電子のエネルギーには飛び飛びの値(エネルギー準位)しか許されないとした原子模型を提案した |
1913
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ジャン・ペラン
Jean Baptiste Perrin |
分子を確認 |
粒子の運動(ブラウン運動)を観察し物質が不連続な粒子(分子と原子の存在)からなることを証明しました。(Les Atomesとして1913年に出版) |
1919
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ラザフォード
Ernest Rutherford |
陽子を発見 |
α粒子を窒素の原子核に衝突させて陽子をたたき出すことに成功し、陽子が1個のみの原子核、即ち、水素の原子核を作り出した |
1924
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ド・ブロイ
De Broglie
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物質波の理論を発表 |
物質は波であると考えることもできることを提唱しました
ある軌道を運動している電子はその軌道に沿って伝播する波である |
1924
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パウリ
Wolfgang Pauli |
電子のスピンを発見
パウリの排他律を発表
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電子には2種類のスピンがあることを発見し、電子の軌道には同一種類の電子は1個しか入れないという法則を発見しました
(同一軌道にスピンの異なる2個の電子が存在できる)
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1925
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ハイゼンベルグ
Werner Karl Heisenberg |
量子力学の基本方程式である行列力学を発表 |
行列式で量子力学を表現する方法を発表した
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1926
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エルビン・シュレディンガーErwin Schrodinger |
量子力学の基本方程式である波動方程式を発表 |
方程式の解には二つの特徴があり、エネルギーは最小値があり、エネルギーが小さいときは飛び飛びの値を取る
正確に解けるのは電子1個の場合で、その解は水素原子の現象と正確に一致する
ハイゼンベルグ の方程式と同じであることを証明した |
1927
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ハイゼンベルグ
Werner Karl Heisenberg |
不確定性理論を発表 |
粒子の位置と運動量を同時に決定することができないことを示した |
1930
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デラック
Paul Dirac |
一般量子力学を確立
スピンと反粒子の存在を予測 |
シュレジンガーの波動方程式を相対性理論の4次元化することによって、反粒子の存在を予測し、その後、陽電子(電荷の符号だけが負である)、反陽子(電荷の符号だけが負である)が確認され量子力学が確立しました |
1931
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アンダーソン
Anderson |
陽電子を確認 |
電子と陽電子の飛跡を確認し、デラックの反粒子説が確認された |
1932
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ジェームス・チャドウィク
James Chadwick |
中性子を発見 |
電荷を持たない素粒子である中性子を発見し、原子核のモデルが確立した |
1935
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湯川秀樹 |
中間子理論を発表 |
陽子や中性子の間で未知の粒子を交換して強力な引力が発生していると考え、その未知の粒子の大きさを次の式から電子の約200倍と推定し、原子核の中に陽子相互間の反発力を閉じ込める力の存在を提唱した |
1945 |
フォン・ノイマン
John von Neumann |
プログラム内蔵型コンピュータの概念を発表 |
計算機の主記憶装置(演算をする装置が直接読み書きできる記憶装置)にプログラム記憶しておき、そのプログラムを1行ずつ順番に処理(逐次処理)する方式で、この方式による計算機をフォン・ノイマン型と呼び、今日の計算機のほとんどがこの方式です。 |
1946
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モークリー
John W. Mauchly
エッカート
J. Presper Eckert |
電子計算機が完成 |
最初の電子計算機ENIAC (Electronic Numerical Integrator and Calculator)がペンシルバニア大学の米国陸軍弾道計算研究所で完成した |
1947
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朝永振一郎 |
くりこみ理論を発表 |
“量子電磁気学”によれば、クーロン力は質量ゼロのフォトンを交換することによって生ずることが説明でき、場の量子論における計算方法を確立した |
1947
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ウォルター・ブラッテン
Walter Brattain
ジョン・バディーン
John Bardeen
ウィリアム・ショックレ
William Bradford Shockley
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トランジスタを発明 |
ブラッテン、バーディーンは1947年12月23日点接触型トランジスタの最初のデモンストレーションに成功し、ショックレは遅れること数週でサンドイッチ型トランジスタを作っている
1948年6月30日AT&Tベル研究所のブラッテン、バーディーン、ショックレによりその発明が報告されています
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1955
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アーネスト・ローレンス
チェンバレン
O.Chamberlain
セグレE.G.Segre |
反陽子を確認 |
アーネスト・ローレンス、セグレ、チェンバレンらは、米ローレンス放射研究所(バークレー)の加速器が稼動し中性子と反中性子、陽子と反陽子の対消滅を確認 |
1957
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バディーンJ. Bardeen
クーパーL.Cooper
シュリファーJ.R.Schrieffer
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超伝導の理論的解明 |
電子の間でフォノンが交換されると電子間のクーロン力に打ち勝つ引力が発生し、固体中の電子が2個ずつペアを組み(クーパー・ペア)ポーズ粒子となって、エネルギーの最も低い状態に入ってしまい、超伝導現象となる
(・バディーンはトランジスタの発明に続いて2度目のノーベル物理学賞を受賞) |
1957 |
ジョン・バッカス
John Backus |
FORTRANを公開 |
IBMのジョン・バッカス(John Backus)が中心になって開発し、科学技術用として広く使用されるようになる、プログラミング言語FORTRAN (FORmula TRANslator)が公開されました。
この言語は最初の高水準言語で、機械語をほとんど意識することなくプログラムを作ることができるようになり、特に、数式の記述や複素数のデータ等が容易に取り扱えるように工夫されており、数値計算を取り扱う化学者に強く支持されました。
これによって機械語を知らなくてもプログラムが容易に作成できるようになりました。 |
1970 |
ARPANET |
最初の接続点で接続に成功 |
9月2日ロスアンゼルス大学のネットワーク測定センタでIMPを通して計算機(Sigma 7)への最初のパケットスイッチング(Packet-switching PS)方式による接続に成功しました。 |
1990
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リー
Tim Berners-Lee |
HTML 、HTTP、 WWWを発明 |
文書の書き込みをするHTML(Hyper Text Markup Language)、そのページを送るHTTP(Hypertext Transfer Protocol)、データを受け取り解釈し、その結果を表示するプラウザ・クライアントのソフトウェア(World Wide Web)から構成されていて、最大の特徴はあらゆる種類の計算機で使用可能になっていることで、世界中に分散した情報(当初グラフィックは含まない)を容易に利用できることでした。 |
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